行動科学・認知科学

【Psycholo Mag Vol.379】行動科学・認知科学

おはようございます。Psycholo Mag編集部です。

本日のVol.379は「行動科学・認知科学」特集。動物から言語習得まで、生きものたちの驚くべき適応能力と、ヒトの複雑な認知メカニズムを探る5本をお届けします。

コオロギがいかに天敵の脅威を察知して逃げ足を変えるのか【捕食圧と行動適応】、そして私たちが言葉の感情的意味をどう学ぶのか【情動学習と具体性】。さらに話し手の声質が理解に及ぼす影響【話者効果】、子どもたちが複雑な文法構造をマスターする過程【言語発達】、そして時間感覚と記憶の深い関係【時間知覚】まで——科学の目で「なぜ?」を次々と解き明かしていきます。

月曜朝の脳をアップデートする、知的興奮をお楽しみください。

Wild crickets can adjust escaping speed under varying predation cues

Ruonan Li, Emily Gilford, Rolando Rodríguez-Muñoz, Tom Tregenza

Li, R., Gilford, E., Rodríguez-Muñoz, R., & Tregenza, T. (2026). Wild crickets can adjust escaping speed under varying predation cues. Behavioral Ecology, 37(3). https://doi.org/10.1093/beheco/arag029.

この研究は、野生のコオロギが捕食者の脅威の強さにどのように反応して逃げるかを調べたものです。スペイン北部で実験を行い、弱い振動信号と強い振動信号の2種類の捕食者の合図を与えました。予想に反して、コオロギは強い信号に対してより遅く逃げました。これは、実際の天敵である小型の脊椎動物は……

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The Adapted AMP as a Tool for Words’ Emotion Learning: Modulation by Lexical Concreteness and Social Cues

Yunwei Zhang, Qi Wan, Jingjing Guo

Zhang, Y., Wan, Q., & Guo, J. (2026). The Adapted AMP as a Tool for Words’ Emotion Learning: Modulation by Lexical Concreteness and Social Cues. Quarterly Journal of Experimental Psychology. https://doi.org/10.1177/17470218261428099.

この研究は、中立的な単語がどのようにして感情的な意味を獲得するのかを調べた論文です。言語学習において、単語の感情的な側面の研究はまだ十分ではありませんでした。著者たちは「感情的誤帰属手続き(AMP)」という実験手法を用いて、学習者が単語に感情を関連付けるプロセスを測定しました。参……

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Speaker effects in language comprehension: An integrative model of language and speaker processing

Hanlin Wu, Zhenguang G. Cai

Wu, H., & Cai, Z. G. (2026). Speaker effects in language comprehension: An integrative model of language and speaker processing. Psychonomic Bulletin & Review, 33(4). https://doi.org/10.3758/s13423-026-02896-6.

この論文は、話者の特性が言語理解にどのような影響を与えるかについて研究したレビュー論文です。簡単に言うと、誰かが話しかけてくるときに、その人の声や話し方の特徴が、私たちがその言葉をどのように理解するかに大きく影響するということです。著者たちは、この現象が「ボトムアップ」と「トップ……

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The Syntax-Semantics Interface in a Child’s Path: A Study of 3- to 11-Year-Olds’ Elicited Production of Mandarin Recursive Relative Clauses

Caimei Yang, Qihang Yang, Ziman Zhuang, Xingzhi Su, Chenxi Fu, Xiaoyi Wang, Zaijiang Man

Yang, C., Yang, Q., Zhuang, Z., Su, X., Fu, C., Wang, X., & Man, Z. (2026). The Syntax-Semantics Interface in a Child’s Path: A Study of 3- to 11-Year-Olds’ Elicited Production of Mandarin Recursive Relative Clauses. Quarterly Journal of Experimental Psychology. https://doi.org/10.1177/17470218261427470.

この論文は、子どもがどのようにして複雑な文法構造を習得していくのかを、中国語(標準中国語)を話す子どもたちを対象に調べた研究です。特に「再帰的関係節」という、文の中にさらに別の文が入り込む複雑な構造に焦点を当てています。3歳から11歳までの359人の子どもと成人80人が参加しまし……

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Temporal dynamics: A systematic review and meta-analysis of time intervals in time-based prospective memory and their connection to time perception

Farkhondeh Fakour Manavi, Paul D. Loprinzi, Rebekah E. Smith

Manavi, F. F., Loprinzi, P. D., & Smith, R. E. (2026). Temporal dynamics: A systematic review and meta-analysis of time intervals in time-based prospective memory and their connection to time perception. Psychonomic Bulletin & Review, 33(2). https://doi.org/10.3758/s13423-025-02822-2.

この論文は、時間ベースの展望的記憶(将来の特定の時刻に何かをしなければならないことを覚えている能力)がどのように機能するかを調べた研究です。研究者たちは93個の先行研究を集めて分析し、2つの重要な発見をしました。第1に、短い時間待つ場合と長い時間待つ場合を比べると、短い時間の方が……

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