レガシー論文

【Psycholo Mag Vol.519】レガシー論文

おはようございます。Psycholo Mag編集部です。

本日のレガシー論文特集は、心理学史上に燦然と輝く5つの傑作を厳選いたしました。どれも「心理学とは何か」を問い直させてくれる論文ばかり。

青年期の学業動機を解き明かしたEccles & Wigfieldの古典から、権力と楽観性が結びつく不思議なメカニズム、そして調査研究の宿命的課題である「回答率」の問題まで。さらに絶望を測定する革新的スケール、統計手法の根本的な問題提起と、バラエティ豊かなラインナップです。

長年愛され、今なお引用され続けるこれらの論文から、時代を超えた知の輝きを感じていただきたく思います。朝の一杯とともに、心理学の奥深さをお楽しみください。

In the Mind of the Actor: The Structure of Adolescents' Achievement Task Values and Expectancy-Related Beliefs

Jacquelynne S. Eccles, Allan Wigfield

Eccles, J. S., & Wigfield, A. (1995). In the Mind of the Actor: The Structure of Adolescents' Achievement Task Values and Expectancy-Related Beliefs. Personality and Social Psychology Bulletin, 21(3), 215-225. https://doi.org/10.1177/0146167295213003.

この研究は、思春期の少年少女がどのようにして勉強や運動などの成績に関する目標に対して、価値や期待を感じているかを調べた研究です。研究者たちは、2年間にわたって毎年、同じ生徒たちに質問票を通じて調査を実施しました。分析の結果、成績に関する信念は大きく5つのグループに分かれることがわ……

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Power, optimism, and risk‐taking

Cameron Anderson, Adam D. Galinsky

Anderson, C., & Galinsky, A. D. (2006). Power, optimism, and risk‐taking. European Journal of Social Psychology, 36(4), 511-536. https://doi.org/10.1002/ejsp.324.

この論文は、人が「力」や「権力」を感じると、リスクに対してどのように考え、行動が変わるのかを調べた研究です。研究者たちは5つの異なる実験を行いました。結果、権力感が強い人ほど、危険なことに対して「大丈夫だろう」と楽観的に考える傾向があることが分かりました。例えば、権力を感じた人は……

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A Meta-Analysis of Response Rates in Web- or Internet-Based Surveys

Colleen Cook, Fred Heath, Russel L. Thompson

Cook, C., Heath, F., & Thompson, R. L. (2000). A Meta-Analysis of Response Rates in Web- or Internet-Based Surveys. Educational and Psychological Measurement, 60(6), 821-836. https://doi.org/10.1177/00131640021970934.

この論文は、ウェブやインターネットを使った調査研究において、回答率を高めるためにはどのような方法が効果的かを、複数の研究結果をまとめて分析したメタ分析です。著者たちが強調する重要な点は、「回答率の高さそのものより、回答者が調査対象全体を適切に代表しているか」という代表性の方がより……

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The measurement of pessimism: The Hopelessness Scale.

Aaron T. Beck, Arlene Weissman, David Lester, Larry Trexler

Beck, A. T., Weissman, A., Lester, D., & Trexler, L. (1974). The measurement of pessimism: The Hopelessness Scale.. Journal of Consulting and Clinical Psychology, 42(6), 861-865. https://doi.org/10.1037/h0037562.

この論文は、絶望感を測定するための「絶望感尺度(Hopelessness Scale)」という心理評価ツールを開発・検証した研究です。研究者たちは、自殺未遂者や抑うつ患者など約440名を対象にこの尺度を使用しました。結果として、この尺度は高い信頼性を持ち(内的整合性係数が0.93……

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Determining the Number of Components from the Matrix of Partial Correlations

Wayne F. Velicer

Velicer, W. F. (1976). Determining the Number of Components from the Matrix of Partial Correlations. Psychometrika, 41(3), 321-327. https://doi.org/10.1007/bf02293557.

この論文は、主成分分析やイメージ成分分析を行う際に、いくつの成分を取り出すべきかを決める方法についての研究です。データ分析では複雑な情報を簡潔に要約するために成分分析という手法が使われますが、「何個の成分があれば十分か」という判断は非常に難しい問題でした。著者のVelicerは、……

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