レガシー論文

【Psycholo Mag Vol.447】レガシー論文

おはようございます。Psycholo Mag Vol.447「レガシー論文」へようこそ。

心理学の歴史には、時代を超えて輝き続ける傑作たちがあります。今朝ご紹介するのは、そうした「不朽の名作」たち。衝動と自制心の葛藤から、基本感情の本質、そして私たちの価値観が環境問題とどう繋がるのかまで――心の奥底を探る5本です。

なお今号では、統計手法や社会心理学の大型調査も収録。学術的な深さはそのままに、読みやすさも心がけました。朝の貴重な時間を一緒に過ごしてくれる皆さんへの、最大の敬意です。

さあ、心理学の古典の世界へ。あなたの「なぜ?」がここにある。

Impulse and Self-Control From a Dual-Systems Perspective

Wilhelm Hofmann, Malte Friese, Fritz Strack

Hofmann, W., Friese, M., & Strack, F. (2009). Impulse and Self-Control From a Dual-Systems Perspective. Perspectives on Psychological Science, 4(2), 162-176. https://doi.org/10.1111/j.1745-6924.2009.01116.x.

この論文は、人間の行動を理解するための「二重システム理論」という考え方を紹介しています。私たちは長期的な目標を持つ一方で、目の前の欲望に従って衝動的に行動することもあります。例えば、ダイエット中なのに美味しいお菓子を食べてしまうといった経験は誰もが持っています。この論文の著者たち……

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A Generalized Partial Credit Model: Application of an EM Algorithm

Eiji Muraki

Muraki, E. (1992). A Generalized Partial Credit Model: Application of an EM Algorithm. Applied Psychological Measurement, 16(2), 159-176. https://doi.org/10.1177/014662169201600206.

この論文は、テストや調査で複数の選択肢から答える問題(例:「全く同意しない」から「非常に同意する」まで5段階で答える設問)の回答を分析するための統計的な方法を紹介しています。従来の部分的正答モデル(PCM)を拡張した一般化部分的正答モデル(GPCM)を開発しました。このモデルの特……

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An argument for basic emotions

Paul Ekman

Ekman, P. (1992). An argument for basic emotions. Cognition and Emotion, 6(3-4), 169-200. https://doi.org/10.1080/02699939208411068.

この論文は、感情がなぜ存在するのか、そしてどのような特徴を持つのかについて説明しています。著者のポール・エクマンは、感情は私たちの祖先が生存し、繁殖するために必要な課題に対処する過程で進化してきた、と主張しています。例えば、危険に直面したときの恐怖や、不正を受けたときの怒りなど、……

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A meta-analytic test of intergroup contact theory.

Thomas F. Pettigrew, Linda R. Tropp

Pettigrew, T. F., & Tropp, L. R. (2006). A meta-analytic test of intergroup contact theory.. Journal of Personality and Social Psychology, 90(5), 751-783. https://doi.org/10.1037/0022-3514.90.5.751.

この論文は、異なるグループ間の接触が偏見を減らすという「接触仮説」が本当に正しいのかを、大規模なデータ分析によって検証した研究です。世界中の515個の研究から713個のデータセットを集めて分析した結果、グループ間の接触はほぼ確実に偏見を減らすことが分かりました。興味深いことに、こ……

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Values and their Relationship to Environmental Concern and Conservation Behavior

P. Wesley Schultz, Valdiney V. Gouveia, Linda D. Cameron, Geetika Tankha, Peter Schmuck, Marek Franěk

Schultz, P. W., Gouveia, V. V., Cameron, L. D., Tankha, G., Schmuck, P., & Franěk, M. (2005). Values and their Relationship to Environmental Concern and Conservation Behavior. Journal of Cross-Cultural Psychology, 36(4), 457-475. https://doi.org/10.1177/0022022105275962.

この論文は、人間の価値観と環境問題への関心、そして実際の環保全行動がどのように関連しているかを調べた国際的な研究です。6つの国(ブラジル、チェコ、ドイツ、インド、ニュージーランド、ロシア)で調査を実施しました。主な発見は、他者や自然を思いやる価値観(自己超越)を持つ人ほど環境問題……

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