【Psycholo Mag Vol.320】発達・教育心理学
おはようございます。Psycholo Mag編集部です。
本日のカテゴリーは「発達・教育心理学」。お子さんの成長を見守る親御さんや教育に携わる皆様にとって、心強い5本をお届けします。
幼い脳はどうやって言語を習得するのか、自分自身の学習をどう調整していくのか、そして記憶の容量はどんな工夫で広がるのか——こうした素朴な疑問の先に、意外と奥深い発見が待っています。統計モデルの話も登場しますが、ご心配なく。「完璧さに縛られるな」というメッセージを最後にお贈りしますから。
発達心理学は、人間がいかに賢くなっていくかの物語。今朝も、その続きを一緒に読み進めませんか?
Input to the Language Learning Infant: The Impact of Other Children
Johanna Schick, Moritz M. Daum, Sabine Stoll
Schick, J., Daum, M. M., & Stoll, S. (2025). Input to the Language Learning Infant: The Impact of Other Children. Developmental Science, 28(5). https://doi.org/10.1111/desc.70045.
この論文は、乳幼児がどのようにして言語を習得するのかについて、大人からの言葉かけだけでなく、他の子どもたちの話す言葉の役割を調べた研究です。これまで、特に都市部の先進国では、大人が赤ちゃんに向けて話しかける「子ども向け言葉かけ」が言語習得に最も重要だと考えられていました。しかし、……
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購読して続きを読むTransforming Self-regulated Learning – Multimodal Insights and Future Directions
Tina Seufert
Seufert, T. (2026). Transforming Self-regulated Learning – Multimodal Insights and Future Directions. Educational Psychology Review, 38(1). https://doi.org/10.1007/s10648-026-10119-6.
この論文は、自己調整学習(SRL)の研究方法が大きく変わってきていることを説明しています。従来は、学習後に「どのように学習しましたか?」と聞くような静的で後付けの測定方法が使われていました。しかし今は、学習の途中経過をリアルタイムで複数の方法(目の動き、脳活動、発話など)を組み合……
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購読して続きを読むA Dotted Triangle or Dots of Three: The Role of Representational Content on Working Memory Capacity in Early Childhood
Tongyan Ren, Xuechen Ding, Chen Cheng
Ren, T., Ding, X., & Cheng, C. (2025). A Dotted Triangle or Dots of Three: The Role of Representational Content on Working Memory Capacity in Early Childhood. Developmental Science, 28(5). https://doi.org/10.1111/desc.70066.
この論文は、幼い子どもたちの「ワーキングメモリ」(作業記憶)がどのように発達するかを調べた研究です。特に、同じ物を見ても「どのような角度から捉えるか」によって、脳への負担が変わることを発見しました。例えば、「3つの点」を見たときに、「形として覚える」のと「数として覚える」のでは、……
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購読して続きを読むFlexible Bayesian Slice-Sampling Algorithms: An Illustration Using the Hierarchical Piecewise Constant Proportional Hazards Latent Trait Model
Jiwei Zhang, Chun Wang, Jing Lu, Yuzheng Cui
Zhang, J., Wang, C., Lu, J., & Cui, Y. (2025). Flexible Bayesian Slice-Sampling Algorithms: An Illustration Using the Hierarchical Piecewise Constant Proportional Hazards Latent Trait Model. Journal of Educational and Behavioral Statistics. https://doi.org/10.3102/10769986251343872.
この論文は、学生が試験問題に答えるのにかかる時間(反応時間)を統計的に分析する新しい方法を提案しています。従来の方法では、データが特定の形をしていると仮定していましたが、この研究は、そのような強い仮定をせずに、より柔軟にデータを分析できる手法を開発しました。具体的には、「スライス……
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購読して続きを読むDon't Let Perfect be the Enemy of Good: A Comparative Approach to Computational Modeling
Morten H. Christiansen, Stewart M. McCauley
Christiansen, M. H., & McCauley, S. M. (2025). Don't Let Perfect be the Enemy of Good: A Comparative Approach to Computational Modeling. Developmental Science, 28(5). https://doi.org/10.1111/desc.70054.
この論文は、言語習得研究に広く使われているCHILDESというデータベースの問題点と活用方法について論じています。先行研究が指摘したCHILDESの人口統計的偏り(特定の社会階級や民族に偏ったデータ)を認めつつ、著者たちは「完璧さを求めて現在のデータを無視するべきではない」という……
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