【Psycholo Mag Vol.407】行動科学・認知科学
おはようございます。Psycholo Mag編集部です。
今朝のVol.407は「行動科学・認知科学」の特集です。人間の脳と心がいかに複雑で、時に予測不可能であるかを改めて思い知らせてくれる5本をご用意しました。
集中力が極限まで高まる「ハイパーフォーカス」の神経メカニズムから、野鳥たちが繰り広げる競争戦略、そして私たちが言葉を理解する際の脳活動まで——科学の目を通すと、日常のあらゆる瞬間が実験室に変わります。
特に韓国語を使った言語処理の研究など、言語によって脳の働き方がどう変わるのかという知見も興味深いところ。皆さんの「なぜ?」という疑問を、今朝も全力でサポートします。
さあ、今日も一緒に人間と動物の心の謎に迫りましょう。
Transient Frontal Fracturing: A Theoretical Account of Hyperfocus
Derek M. Smith, Clifford E. Hauenstein, Barry Gordon, Jordan Grafman
Smith, D. M., Hauenstein, C. E., Gordon, B., & Grafman, J. (2026). Transient Frontal Fracturing: A Theoretical Account of Hyperfocus. Journal of Cognitive Neuroscience. https://doi.org/10.1162/jocn.a.2428.
この論文は、何かの活動に深く没頭して周囲が見えなくなる「ハイパーフォーカス」という経験の脳神経科学的メカニズムを説明しています。従来の研究は人々の主観的な報告に頼っていましたが、著者たちはこの現象がより深い脳のレベルで何が起きているのかを明らかにしようとしています。具体的には、脳……
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購読して続きを読むIntra- and interspecific competition interact: multi-factorial experiments in two tit species
Irene Gaona-Gordillo, Joanna T Białas, Alexandra G Cones, Niels J Dingemanse, Benedikt Holtmann
Gaona-Gordillo, I., Białas, J. T., Cones, A. G., Dingemanse, N. J., & Holtmann, B. (2026). Intra- and interspecific competition interact: multi-factorial experiments in two tit species. Behavioral Ecology, 37(3). https://doi.org/10.1093/beheco/arag026.
この研究は、限られた資源をめぐって競争する2種類のシジュウカラ(アオガラとシジュウカラ)を対象に、同じ種内での競争と異なる種間での競争がどのように相互作用するかを調べました。研究者たちは、営巣箱の数を増減させる実験的な操作を通じて、2種類の繁殖密度を変化させました。その結果、営巣……
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購読して続きを読むThe Processing of Color Words in Sentence Comprehension
Emily L. Buchner, Tobias Richter, Wolfgang Lenhard
Buchner, E. L., Richter, T., & Lenhard, W. (2026). The Processing of Color Words in Sentence Comprehension. Quarterly Journal of Experimental Psychology. https://doi.org/10.1177/17470218261428130.
この論文は、私たちが文章を読むときに色がどのように理解されるのかを調べた研究です。読み方について考える理論の中に、文章を読むと自動的に色や形などの感覚的な特徴が頭の中で再現されるという考え方があります。この研究では、その考え方が本当に色の言葉にも当てはまるかをテストしました。22……
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購読して続きを読むIntraspecific variation in animal mating signals: a test of Mayr's conjecture
David A Gray
Gray, D. A. (2026). Intraspecific variation in animal mating signals: a test of Mayr's conjecture. Behavioral Ecology, 37(3). https://doi.org/10.1093/beheco/arag028.
この論文は、動物の求愛信号がどの程度変異するかは、近い種が同じ場所に生息しているかどうかに依存するというマイアの仮説を検証しています。研究者は北米のコオロギ39種類を調査し、求愛信号の変異を詳しく分析しました。重要な発見は、相手を認識させるための信号(認識機能)は、同じ場所に近い……
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購読して続きを読むNeural Sensitivity to Word Frequency Modulated by Morphological Structure: Univariate and Multivariate fMRI Evidence from Korean
Joonwoo Kim, Solbin Lee, Kichun Nam
Kim, J., Lee, S., & Nam, K. (2026). Neural Sensitivity to Word Frequency Modulated by Morphological Structure: Univariate and Multivariate fMRI Evidence from Korean. Journal of Cognitive Neuroscience. https://doi.org/10.1162/jocn.a.2621.
この研究は、私たちが文字で書かれた単語をどのように認識しているのかについて調べた神経科学的な研究です。特に注目したのは、「走る」「走った」のように、基本となる単語に接尾辞がついた複雑な単語の処理方法です。韓国語話者を対象にfMRI(脳スキャン)で脳活動を測定しながら、単語の判定課……
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