【Psycholo Mag Vol.428】行動科学・認知科学
おはようございます!Psycholo Mag編集部です。
今朝は、私たちの脳と心がいかに巧妙に情報を処理しているかを探る5つの研究をお届けします。言語処理から意思決定、そして音への反応まで——認知科学の最前線は、予想外の場所に隠れた真実を次々と暴露しています。
例えば、オウムエビ(マンティスシュリンプ)という派手な海の住人が、実は戦略的な意思決定者だったり、同じ情報を何度も聞くと信じやすくなる「反復真実効果」の本当の仕組みが明かされたり——時には人間らしさを理解するために、人間以外の視点が必要になることもあるんです。
あなたの朝の思考を少しばかり「アップグレード」するために、本日も厳選した5本をお読みください。さあ、認知科学の扉を開けましょう。
What Phonological Overlap Effects Reveal About the Role of Working Memory in Native and Nonnative Language Processing
Andromachi Tsoukala, Margreet Vogelzang, Ianthi Tsimpli
Tsoukala, A., Vogelzang, M., & Tsimpli, I. (2026). What Phonological Overlap Effects Reveal About the Role of Working Memory in Native and Nonnative Language Processing. Quarterly Journal of Experimental Psychology. https://doi.org/10.1177/17470218261449150.
この研究は、母語話者と非母語話者が文章を読むときに、似たような音の言葉が混在していると、どのような影響を受けるのかを調べたものです。特に「ワーキングメモリ」という、短時間の間に情報を一時的に保持して処理する能力に注目しています。複数行のテキストを使った実験で、音が重なる言葉の量を……
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購読して続きを読むAssessment strategy varies with resource ownership, individual and species identity in mantis shrimp
P A Green, O Turner, M Ball
Green, P. A., Turner, O., & Ball, M. (2026). Assessment strategy varies with resource ownership, individual and species identity in mantis shrimp. Behavioral Ecology. https://doi.org/10.1093/beheco/arag072.
この論文は、シャコという海の生き物が、サンゴの穴などの住み場所をめぐって争う時にどのような戦略を使うのかを調べた研究です。研究者たちは、実験を通じて、すでに穴に住んでいるシャコ(「居住者」)は、自分の体の大きさに基づいて戦う力を決めていることを発見しました。一方、穴の外から挑戦す……
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購読して続きを読むMultinomial models of the repetition-based truth effect: Investigating the role of prior knowledge
Oliver Schmidt, Daniel W. Heck
Schmidt, O., & Heck, D. W. (2026). Multinomial models of the repetition-based truth effect: Investigating the role of prior knowledge. Memory & Cognition. https://doi.org/10.3758/s13421-025-01821-x.
この論文は、「繰り返された情報ほど真実だと判断されやすい」という心理現象(繰り返し効果)を説明するための2つの数学的モデルを比較検討しています。従来の説では、繰り返しによって判断の偏りが生じると考えられていましたが、本研究はそれ以外の可能性も考慮します。具体的には、3つの実験を通……
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購読して続きを読むAttentional processing in individual anxiety: Electrocortical correlates of threat- and safety-related declarative memory formation
Yannik Stegmann, Valentina Glück, Marta Andreatta, Julian Wiemer
Stegmann, Y., Glück, V., Andreatta, M., & Wiemer, J. (2026). Attentional processing in individual anxiety: Electrocortical correlates of threat- and safety-related declarative memory formation. Cognitive, Affective, & Behavioral Neuroscience. https://doi.org/10.3758/s13415-026-01450-0.
この研究は、不安感が強い人たちが、危険な状況と安全な状況の両方に対してどのように注意を向け、記憶するのかを調べたものです。脳波を使って、参加者が中立的な顔画像と危険な刺激または安全な状況を結びつけて学習する過程を観察しました。結果として、不安感が高い人ほど、危険信号にも安全信号に……
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購読して続きを読むDifferential brain responses to affective sounds in misophonia and hyperacusis: A task-based fMRI approach
Namitha Jain, Shagun Ajmera, Somayeh Shahsavarani, Rafay A. Khan, Gibbeum Kim, Howard Berenbaum, Fatima T. Husain
Jain, N., Ajmera, S., Shahsavarani, S., Khan, R. A., Kim, G., Berenbaum, H., & Husain, F. T. (2026). Differential brain responses to affective sounds in misophonia and hyperacusis: A task-based fMRI approach. Cognitive, Affective, & Behavioral Neuroscience. https://doi.org/10.3758/s13415-026-01435-z.
この研究は、音に対する過敏性を示す2つの障害「ミソフォニア」と「聴覚過敏症」の脳メカニズムの違いを調べています。91人の参加者を対象に、fMRI脳スキャンを行いながら様々な感情的な音を聴いてもらいました。結果として、両障害は異なる脳活動パターンを示すことが分かりました。ミソフォニ……
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